歯がズキズキ痛むときに考えられる原因
歯がズキズキ痛む場合、虫歯だけが原因とは限りません。
歯の神経に炎症が起きている「歯髄炎」、歯の根の先に炎症が広がっている「根尖性歯周炎」、歯周病、親知らずの周囲の炎症、歯のひび割れなど、さまざまな原因が考えられます。
特に「何もしていないのにズキズキする」「夜になると痛みが強くなる」「痛くて眠れない」といった症状がある場合には、歯の内部で炎症が進んでいる可能性があります。
痛みの感じ方だけで原因を判断することは難しいため、成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、お口の中の診察やレントゲン検査などを行い、痛みの原因となっている歯や組織を確認したうえで治療方針を検討します。
何もしていないのに歯がズキズキ痛い
冷たいものや熱いものを口にしていないのに、何もしていない状態で歯がズキズキ痛むことがあります。
このような痛みは「自発痛」と呼ばれ、歯の神経に強い炎症が起きている場合などにみられます。
虫歯が進行して歯の内部にある神経まで細菌の影響が及ぶと、最初は冷たいものがしみる程度だった症状が、次第に「何もしなくても痛い」という状態へ変化することがあります。
痛みが強くなったり弱くなったりすることもあり、一時的に痛みが軽くなったからといって、必ずしも治ったとは限りません。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、痛みの強さだけではなく、いつから痛いのか、何をすると痛むのか、冷たいものや熱いものがしみるのか、噛んだときに痛むのかなどを確認しながら原因を調べます。
夜になると歯がズキズキ痛むのはなぜ?
「昼間はそれほど気にならなかったのに、夜になると歯がズキズキして眠れない」という患者さんもいらっしゃいます。
歯の神経に炎症が起きている場合、夜間や横になったときに痛みを強く感じることがあります。また、昼間は仕事や家事などで気が紛れていても、夜の静かな環境になることで痛みを強く意識する場合もあります。
眠れないほどの強い歯痛が続いている場合は、我慢を続けるのではなく、できるだけ早く歯科医院で原因を確認することが大切です。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、「夜になると痛い」「ズキズキして眠れない」といった症状についても、原因となる歯の状態を確認して必要な治療をご説明します。
噛むと歯が痛い・歯を叩くと痛い場合
普段はそれほど痛くなくても、食事をしたときや歯を噛み合わせたときに痛みを感じることがあります。
「噛むと痛い」という症状では、歯の根の周囲に炎症が起きている場合のほか、歯周病、歯のひび割れや破折、噛み合わせなどが関係している場合があります。
また、歯の神経が炎症を起こした後、その炎症が歯の根の先まで広がると、歯が浮いたように感じたり、噛んだときに強く痛んだりすることがあります。
原因によって必要な治療は異なるため、「噛むと痛いから虫歯だろう」と自己判断することはおすすめできません。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、歯そのものだけではなく、歯の根や歯ぐき、噛み合わせなども含めて痛みの原因を確認します。
痛み止めを飲んでも歯が痛い場合
歯が強く痛むと、市販の鎮痛薬などで一時的に痛みを抑える方も多いと思います。
鎮痛薬によって症状が軽くなることはありますが、虫歯や歯の神経の炎症など、痛みの原因そのものを治療しているわけではありません。
薬の効果が切れると再び痛くなる、以前より痛みが強くなっている、痛み止めを飲んでも十分に痛みが治まらないという場合には、炎症が進行している可能性もあります。
歯の痛みが続いている場合には、鎮痛薬だけで長期間様子を見るのではなく、歯科医院を受診して原因を確認することが重要です。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、現在の症状や服用している薬などを確認しながら診察を行います。
歯の痛みを放置するとどうなる?
「歯医者に行こうと思っていたら痛みがなくなった」というケースがあります。
しかし、強く痛んでいた歯が突然痛くなくなった場合、必ずしも歯が治ったとは限りません。
虫歯などによる炎症が進行して歯の神経が機能しなくなると、一時的に痛みを感じにくくなることがあります。その後、細菌感染が歯の根の先まで広がると、再び噛んだときに痛くなったり、歯ぐきが腫れたり、膿がたまったりする場合があります。
症状が進行すると治療期間が長くなったり、歯を残すことが難しくなったりする可能性もあります。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、「以前は痛かったけれど現在は痛くない」という場合でも、必要に応じて歯や歯の根の状態を確認します。
こんな歯の痛みは早めにご相談ください
- 何もしていないのに歯がズキズキ痛む
- 夜になると痛みが強くなる
- 歯が痛くて眠れない
- 冷たいものや熱いものが強くしみる
- 噛むと歯が痛い
- 歯が浮いたような感じがする
- 痛み止めを飲んでも痛みが続く
- 歯ぐきや頬が腫れている
- 歯ぐきから膿が出ている
- 一度強く痛んだ歯の痛みが突然なくなった
顔まで大きく腫れている、発熱や強い倦怠感を伴う、飲み込みにくい、呼吸しにくいなどの症状がある場合には、歯科だけでなく医科を含めた速やかな対応が必要になることがあります。
歯がズキズキ痛むときの応急処置
すぐに歯科医院を受診できない場合には、痛みのある歯で硬いものを噛むことを避け、できるだけ安静にしてください。
市販の鎮痛薬を使用する場合は、添付文書を確認し、用法・用量を守って使用してください。
一方で、痛い部分を強く刺激したり、歯ぐきを指などで繰り返し触ったりすることは避けましょう。
応急処置によって痛みが軽くなっても、原因そのものがなくなったとは限りません。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、まず痛みの原因を確認し、その時点で必要な処置と今後の治療についてご説明します。
歯がズキズキ痛む場合によくある質問
Q. 歯がズキズキしています。虫歯でしょうか?
Q. 痛みがなくなったので歯医者へ行かなくても大丈夫ですか?
Q. 夜だけ歯が痛くなることはありますか?
Q. 痛み止めで治りますか?
Q. 急に歯が痛くなった場合でも診てもらえますか?
成城学園前で歯がズキズキ痛む方へ
歯の痛みは、「どのくらい痛いか」だけでは原因を判断できません。
何もしなくてもズキズキする、夜になると痛む、噛むと痛い、冷たいものや熱いものがしみるなど、症状によって考えられる原因はさまざまです。
また、一度痛みがなくなった場合でも、歯の内部では炎症や感染が進行していることがあります。
成城歯科ファーストデンタルクリニックでは、症状を詳しくお聞きし、口腔内の診察や必要な検査を行ったうえで、痛みの原因と治療方法をご説明します。
成城学園前周辺で「歯がズキズキ痛い」「急に歯が痛くなった」「夜になると歯が痛くて眠れない」といった症状でお困りの方はご相談ください。
WEB予約はこちらこんにちは。歯科医師の森です。

さて、今回は...「歯がズキズキと痛い」時のひとつの病態である、「歯髄炎」について、お話していきたいと思います。
「歯がズキズキと痛い」と一言でいっても...
キーンと水に冷みて痛い、食べた後ズキーンと痛い、
急にズキズキと痛いなどといろいろあると思いますが...
ズキズキと脈を打つように痛い症状になったら、
神経が感染してしまっている場合が多いです。
では、神経の感染はどうして起きるのでしょうか?
ズキズキ痛くなる原因の一つは虫歯によるものです。
他には打撲などによって歯が破損して、神経が露出した場合、
打撲によって根尖の神経が断裂してしまった場合、
さらには歯周病が進行して歯根の先のほうまで歯槽骨の炎症が広がり
、それによって根の先から神経のほうへと、炎症が波及したような場合
(逆行性歯髄炎)などがあります。
次に、このような炎症が起きることによって、
ズキズキとなるのはどうしてでしょうか?
主には細菌が関与しています。
つまり、虫歯が深く象牙質にまで達して細菌が象牙細管を通り、
内部に侵入し感染して、そこに炎症を起こします。
神経は硬い組織に囲まれているため、内圧が高まることで
神経を圧迫し、ズキズキとなる原因となる訳です。

さらに、ズキズキと歯が痛いとなり激痛が走るようになるのは、
細菌だけではなく"神経"自体も関与しているからです。
前述のように、刺激が神経に伝わると、刺激によって、
神経細胞に含まれる神経ペプチドが出現し、
これがまず局所的に血管を拡張させ血管の透過性を亢進させます。
つまり炎症が起こることになります。
血管透過性が高まると血液成分が血管から外へ出て
(炎症性滲出)、その結果圧が高まります。
なぜ圧が高まるかといえば、細菌感染による炎症と同様に、
神経は硬い組織に囲まれているためです。
そして、圧が高まれば細静脈を圧迫して血流が悪くなり、
血栓ができたり血圧が低下したりします。
血栓ができたり血圧が低下すれば、
その先の組織は酸素不足になりますから、
結果としてズキズキ痛い原因となる「壊死」が起こります。
そして組織が壊死すると、組織内には破壊産物がたまり、
その蓄積により血管の拡張と滲出が起こり、
内圧はもっと高まります。
このような歯髄壊死に、さらに細菌感染が起これば、
組織は当然のように「壊疽」になります。
壊疽すればガスも発生しますから、一層内圧は高まります。
歯髄炎になると、ズキズキとどうしようもなく歯が痛いのはそのためです。
この治療にはどのようなものがあるのでしょうか?
歯がズキズキと痛い症状が比較的軽く、持続性ではない場合は
歯髄充血の可能性もあるので、
その場合は感染した象牙質だけを取り除き
虫歯の穴に仮のセメントを詰めて経過観察し、
歯がズキズキと痛い症状が出現しない場合は神経を残します。
しかし、歯がズキズキ痛い症状が激しい場合は
神経を取り除いて根管治療をします。

ただ、ここで注意しなければならないことは、
神経がなくなれば枯れ木みたいに歯はもろくなるので、
神経を抜かなければならないとき以外はできるだけ残す治療をします。
そして、「根管治療」とはどのようなものなのでしょうか?
神経を取る(抜髄)ことから始まって、
根管拡大・清掃、根管充填にいたるまでの一連の作業を
いいます。
これは体験した方ならご存知のように、
歯科医も患者さんも双方が大変で手間と時間のかかる治療です。
細菌感染した神経を根管内から徹底的に取り除く
作業(抜髄)は、根の形態が複雑なため、かなり難しいものがあります。
そのため、根管の形、方向、長さ、湾曲の有無、
歯槽骨との関係や根周囲の骨の状態を知る必要があるので、
レントゲン撮影をしてその様をよく観察します。
そして抜髄、根管清掃、根管充填のしやすい形をつくるために、
針のような器具(ファイル)を使って根管の拡大を行います。
無菌状態になったと判断した時に、
ゴムを細い針状にして硬くしたもの(ガッタパーチャポイント)
を使用して根管充填して後からズキズキ痛い症状が出ないようにします。
この時、根管に何本もポイントをつめこんで、
根管の根元までびっしり"根栓"します。
最後に、歯がズキズキと痛い炎症を放置するとどのようになるのでしょうか?
歯髄炎は根管内に起こり、そこで発生した膿やガスは
何とかして外へ出ようとし、
根尖から骨を破って外へ出てきます。
つまり、根管内に起こった炎症は直ぐに
根尖周囲に波及して、根尖性歯周炎を併発します。
そのメカニズムとしては、根尖周囲の骨組織に、
壊死し感染した組織(抗原)が根管内から出てくると、
免疫反応(抗原抗体反応)が起きて、
その結果として周辺の骨は破壊され空洞が生じます。
そして、さらに膿の出口として内外に向かって骨破壊が進行し、
歯肉を貫通して外へ膿が放出されます。
この進行には急性と慢性があり、
歯肉や頬の腫れを認める他、急性の場合には、
歯がズキズキと痛いという症状を伴うことになります。
皆様、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
そして、ご苦労様でした。
ズキズキ痛い原因である「歯髄炎」については、大体お解りいただけたでしょうか?
解らない点がございましたら、お気軽にご質問ください。

