こんにちは衛生士の菊地です。私事ですが、最近、小田急線沿いの

「読売ランド前駅」の近くから中央線沿いに引っ越しました!

 

「職場も遠くなるし、どうして中央線沿いに引っ越したの?」
とよく聞かれますが。。
 

山形県から上京してきた私にとっては
都内に住むのが憧れだったのです!!

 

更に「中央線」は有名でかっこいい気がしたので!!

こんな単純な理由で引っ越ししてしまいました(笑)

新たな地から新たな気持ちでまた頑張っていこうと思います。

 

 

さて、今回はぐらつく歯の治療方法についてお話します。

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ぐらつくと言っても、いくつかの場合が考えられますが、

一番多いのが歯茎の中にある歯を支えている骨が

溶けてしまう歯周病という病気です。
 

非常に重度な状態にまで悪化すると歯茎が腫れる、

出血しやすくなるという変化の他に更に歯がぐらつくという症状が見られます。

 ぐらついている歯.png

磨き残しや歯石の中に含まれている歯周病菌が先ほどお話した
骨を溶かしため歯が支えを失ってぐらついてしまいます。

 

約三分の一程度の骨が溶けると歯のぐらつく症状が現れると言われています。

当院でのクリーニングの際にも、このぐらつくに関する検査をほぼ毎回行っています。

 

ピンセットで歯を押し、ぐらつくかどうかを診ています。
検査基準はこのようになっています。

動揺度0:ほとんどぐらつく事はない
動揺度1:頬側や舌側に少しぐらつく
動揺度2:上記のことに加えて左右にぐらつく
動揺度3:上記のことに加えて上下にもぐらつく
 

 動揺度2以上の場合、重度と言えます。

 

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ぐらついてしまった場合、治療法は抜くという方法しかありません。
 

 状態によっては、ぐらつく歯で噛むと痛みがある方もいらっしゃいます。

この場合は早めに抜く治療を行った方がいいです。

 

また、全く痛みを感じない場合もあります。

この場合は、自然に抜けるまで経過観察を希望なさる方もいらっしゃいますし、
噛む時にぐらついて気になるので抜いてほしいと希望なさる方もいらっしゃいます。

 

私が担当させていただいているクリーニングの患者様の中にも
ぐらついている歯をなるべくもたせたいということで
定期的にしっかりクリーニングに通って下さっている方が
たくさんいらっしゃいます。

 

ただ頻繁にぐらつく状態の経過を観察していないと、隣まで悪くなることも

ありますので注意が必要です。

 

一生に一本しかない大切な体の一部ですので大切に
使っていただきたいと思っています。
 

 
早めに歯周病の状態に気付くためにも、また、悪化を防ぐためにも、
定期的な検診とクリーニングをおすすめします。

 

 

歯周病以外でぐらつく原因として考えられることとして、

割れていることがあります。

 

これはレントゲンでも分からないことが多いのですが、

折れている場合があり、かなりぐらつきます。

 

この場合、抜歯が必要なことが多いのですが、

割れている場所が確認できることが極めて少ないので意外にも

プロでも診断が難しいことが多いので歯科医院にて

精査が必要になります。

 

 

それ以外にぐらつくこととして、

前歯であれば健康な人でも多くがややぐらつく傾向にあります。

これは多く方の歯周病検査をしてみると実感できるのですが、

前歯の場合は健康な方でも歯がややぐらついています。

 

ただ、安易にぐらつく イコール 問題無いとは言えませんので、

こちらも歯科医院にて精査してもらう必要があるといえます。

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