こんにちは。
歯科衛生士の小菅です。


今年もよろしくお願い致します。
年が明けましたが、年末は地元に帰省しました。

地元は雪が積もってるかなと思いながら
帰りましたが、例年と比べて
あまり積もっていないように感じました。

私自身、GWぶりの帰省だった為とても久しぶりでした。
家族や地元の友人と会って沢山話すことができ、
リフレッシュ出来て良かったです。



さて今回のテーマは令和版虫歯予防法について
お話していきます。


虫歯の予防法は色々ありますが、家でもできる
代表的なものだとみなさんも普段から使っている
歯磨き粉があります。

今の歯磨き粉には1,000ppmから1,500ppmのフッ素が
含まれており、多くの歯磨き粉では1,450ppmの
フッ素が入ったものがあります。

従来までのフッ素は最も高濃度のものはこれまで、
1,000ppmでしたが1,500ppmを上限とする
フッ素配合の歯磨き粉に引き上げられました。

フッ素は虫歯予防の役割があるため、
普段の歯磨きで虫歯予防を行うことができます。


従来の考え方では、歯磨き粉を付けることよりも
歯ブラシの当て方を変えて工夫しながらの歯磨きが
重要視されていました。

ですがそれだけだと虫歯予防は難しくなってくるので、
歯ブラシの当て方ももちろん重要になってきますが、
歯磨き粉を付けて磨くことが望ましいです。


そして、実は歯ブラシに歯磨き粉を付ける量も
フッ素の濃度が決まっているので、
使用量が決められています。

6ヶ月から2歳は切った爪程度の少量
、3歳から5歳は5mm程度
、6歳から14歳は1cm程度
、15歳以上は2cm程度が目安となります。

また、歯磨き後のうがいでお口をスッキリしたいと
何回かうがいをする方もいらっしゃいますが、
うがいは1回が適しています。

うがいを何回もしてしまうことによって
せっかくのフッ素の効果が弱くなってしまうため、
うがいは1回を心がけましょう。


そして歯磨き粉には種類があります。

普段ペースト状の歯磨き粉を使っている方が
多くいるかと思いますが、ペースト以外に
泡状(フォーム状)の物もあります。

泡状はペーストよりもお口の中全体に
広がりやすいため、ペーストとはまた違った
爽快感を感じられるかと思います。


また虫歯予防として、歯磨きの際にフロスや
歯間ブラシも使うとなお良いです。

歯ブラシでは磨ける範囲に限界があります。
歯の表面はキレイに磨けますが、歯の間までは
上手く歯ブラシが届きません。

そのため、フロスや歯間ブラシで
歯の間のお掃除をしましょう。


しかし、普段お仕事で働いている方ですと、
お昼に歯磨きをするのが難しい方もいるかと思います。

その際は、食後に洗口剤を使ってみるのもいいでしょう。
洗口剤にフッ素が入っているものもあります。

うがいをすることで虫歯予防にもなるので
是非気になった方は使ってみてください。



家などでできる虫歯予防をご紹介しましたが、
もちろん当院でも行っています。

クリーニング後に小さいお子さんには
フッ素塗布を行っています。

乳歯、生えたばかりの永久歯には
虫歯予防のためにフッ素塗布をします。

また、6歳臼歯といって6歳に生える大人の歯が
あります。奥歯というのもあり、年齢的に
ご自身だけで磨くのは難しいかと思います。

そのため、奥歯の溝を埋めるシーラントも
行っています。奥歯の溝は細いので、
歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいです。

溝を埋めることで虫歯になりにくくします。
フッ素塗布、シーラントはご希望であれば
行えるので、お気軽にご相談ください。



まとめとして、普段の歯磨きでは年齢に応じた
量の歯磨き粉を付け、うがいは1回を
目安にしましょう。

また歯ブラシだけでは落としきれない汚れも
あるので、歯間ブラシやフロスを使って
歯の間のお掃除もしましょう。

当院では3ヶ月に1回のクリーニングも
行っているので、お待ちしております。



最後までお読みいただきありがとうございました。




【 他にもこんな記事が読まれています 】

フッ素の働きとは? https://www.first-dc.com/mm/mm251.htm

フロスの選び方・使用方法 https://www.first-dc.com/mm/mm305.htm

歯間ブラシの使い方 https://www.first-dc.com/mm/mm308.htm

 

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