こんにちは。ファーストデンタルクリニックの菊池です。

当院に歯のクリーニングで通院している患者さんの中にも、歯のヤニの落とし方や、歯の黄ばみや着色でお悩みの方が大勢いらっしゃいます。

人の顔の中心にある歯の色は、人の印象に大きく影響を与えると言われています。

歯の色が人の印象を左右させると思うと、歯のヤニの落とし方がますます気になってきますよね。

まず最初に、歯のヤニとは何なのかについてお話します。

歯の表面は、「ペリクル」という唾液の中に含まれる

目には見えないくらい非常に薄いたんぱく質の膜で覆われています。

ヤニは、タバコの中の「タール」という茶色いドロドロした成分のことを指します。

ペリクルには、タバコのタールを引き寄せて結びついてしまう厄介な性質があります。

どろどろしたタールが、ペリクルと結びついてしまうことで、

いわゆる歯のヤニの汚れはなかなか落ちなくなってしまうのです。

タバコのタール以外にも、お茶やコーヒーや赤ワインなどの飲み物の色素や

カレーなどの食べ物の色素がステインとして歯に着色する場合もあります。

このように頑固な歯のヤニの落とし方がいくつかありますので、歯のヤニの落とし方。自分で市販品でヤニ取りできる?

についてこれからお話していきます。

ひとつ目の「歯のヤニの落とし方」自分で市販品でヤニ取りできる方法は、正しい歯磨きをすることです。

歯のヤニは日々の積み重ねでどんどん濃く、落としにくくなっていきます。

毎日の歯磨きを正しくしっかり行うことで、歯のヤニをまずは出来るだけ落とせるようにしましょう。

そのためには、まずは歯磨きの時間を長くしてみましょう。

さらっと全体を1分ほどで軽く磨くくらいでは正しい歯磨きをしているとは言えません。

最低でも5分を目指して、歯を1本1本丁寧に磨いてみて下さい。

ふたつ目の「歯のヤニの落とし方」

自分で市販品でヤニ取りできる方法は、ホワイトニング用の歯磨き粉を使用することです。

歯のヤニや着色が定着してしまった歯には、ホワイトニングの効果がある歯磨き粉を使うことが効果的です。

ホワイトニング用の歯磨き粉には、歯の着色汚れを浮かせて落とす薬用成分が含まれているためホワイトニング効果が高く、歯のヤニが取れやすいです。

薬局で歯磨き粉を選ぶ時に、「ステイン除去」「ホワイトニング用」と書いてある商品を探して選んでみて下さい。

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コンビニや薬局にたまに置いてある

ヤニや着色除去用の歯の消しゴムも手軽に歯のヤニや着色を落とせて便利です。

シリコンゴムに研磨剤が配合されたペンシルタイプの歯の消しゴムです。

研磨して汚れを直接落とすので即効性もあります。

人前に出る機会がある場合など、すぐに汚れを取りたいときにおすすめです。

しかし、歯の消しゴムは使い方を間違えると歯のエナメル質や歯茎も傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。

歯のヤニの落とし方、自分で市販品でヤニ取りできる方法をいくつかお話しましたが、

やはり一番おすすめの簡単な方法は歯科医院で歯のクリーニングをしてもらう方法です。

一度付いた歯のヤニや着色を自分で除去するのはなかなか難しい場合もあるので、

落としにくい頑固な歯のヤニの落とし方は歯科医院に任せてしまいしょう。

専用の機械でポリッシングという治療を行い、高速で回転するブラシに、専用のペーストを付けて磨くことで歯のヤニを落とします。

当院でも歯のクリーニングを行っています。

プラークや歯石はもちろん、歯のヤニや着色も落とすことができます。

歯の本来の白さを取り戻すことができます。当院では約3000円で歯のクリーニングを行っています。

また、歯のクリーニングは、歯の表面に沈着した歯のヤニや着色を除去するためのものですが、

それとは別の「歯のホワイトニング」を行うと、歯そのものの色が漂白されて白くなります。

より歯を白くしたい方には歯のホワイトニングがおすすめです。

当院では、ホームホワイトニングというご自身で薬を扱う方法をおすすめしています。

まず、当院で上下の歯型を取り、その歯型を元に、ご自身の歯に沿ったホームホワイトニング専用のマウスピースを作ります。

そのマウスピースの中にホワイトニングの薬液を入れ、一日2、3時間程度歯に装着し、白くする方法です。

二週間継続して行うこと、ホワイトニング中は色素の濃い飲食物は避けることでより効果が出やすいと言われています。

歯のヤニの落とし方、自分で市販品でヤニ取りできる方法はいくつかありますが、自分で市販品でヤニ取りをしても取れる範囲には限度があったり、歯間や歯頚部の細かい部分はなかなか取り切れない場合もあります。

歯のヤニ、着色に困ったら一度歯科医院での歯のクリーニングの受診をおすすめします。

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