歯科衛生士の越智です。

今日も診療頑張っています。

 

突然ですが、皆さんは電動歯ブラシを使ったことがありますか?

「自動で動いてくれるから便利」と思い使っている方も多いと思いますが、実は使い方を誤ると歯や歯ぐきを傷めてしまうことがあります。

そこで今日は、意外と知られていない“電動歯ブラシの正しい使い方”についてお話しします。


■ 正しい持ち方

電動歯ブラシの持ち方には「パームグリップ」と「ペングリップ」の2種類があります。

● パームグリップ
テニスラケットを握るように、手のひら全体で包み込む持ち方です。
電動歯ブラシは重さがあるため、しっかり握れるパームグリップが特におすすめです。

● ペングリップ
鉛筆を持つように軽くつまむ持ち方です。細かい動きがしやすいですが、電動歯ブラシの場合はやや重さを感じるかもしれません。


■ 正しい使い方

電動歯ブラシは、毛先の振動が最大限に伝わるように設計されています。

そのため、
強く押し当てると毛先がつぶれ、歯にしっかり当たらなくなるので、毛先が軽く触れる程度の力で当てましょう。

また、普通の歯ブラシのようにゴシゴシ動かす必要はありません。
振動で歯垢を砕く仕組みなので、 当たっている範囲を確認しながら、奥歯から前歯へゆっくり移動させていきましょう。

さらに、電動の振動により「磨いたつもり」になってしまい、磨き残しが出やすくなります。


毎回、磨く順番を決めておくことが大切です。


■ フロスの併用は必須

電動歯ブラシでも、通常の歯ブラシと同じく 歯と歯の間の汚れは落とせません。
必ず仕上げにフロスを使って、歯間の汚れを除去し、虫歯や歯周病を予防しましょう。

 

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