こんにちは。歯科衛生士の佐藤です。

 

この間、親戚の集まりがありました。
久しぶりにお会いした親戚がいたのですが、驚きました。
前歯が抜けて、なくなっていたのです。

 

なぜそのままなのかと聞くと、
歌っているので口の中が変わると歌いづらく
なるのが心配だそうです。

 

歯がない方が言葉を明確に表せなくなってしまう
ので、歌いづらいのでは・・・

歯は噛み合っていないと大変です。
歯は噛み合っていないと大変です。

大事なので二回言いました。

 

歯は生えようとする力があります。
噛み合うことでその位置を保っているのです。
噛み合う歯がないと生えようとして歯がどんどん
動いてしまい、抜けてしまう可能性もあります。

 

そして、噛み合っていないところを他の歯で
補うので噛み合っている歯への負担も大きいです。

歯がないと、食べ物がよく噛めません。

よく噛み砕くことができないだけではなく、
唾液の分泌が悪くなります。

消化しにくい状態で食べ物が胃に送られ、
胃腸に負担がかかってしまいます。

 

唾液の分泌量が悪くなると、口臭の原因にもなります。
口が臭いのは、とても気になりますね。

 

唾液には口の中を掃除する自浄作用があります。

人間の体はよく出来ているなぁ、と関心します。

ところが、噛み合わせが悪く、よく噛むことが
できないと唾液の分泌量が少なくなります。

 

口の中を掃除する便利な機能が働かず、汚れが溜まり、
虫歯や歯周病になりやすい状態になってしまいます。

いつまでも美味しくお食事をしていくためにも。
しっかり噛める状態は健康への第一歩です。

 最後までお読みいただきありがとうございます。