コンクールFは危険かも?
2012年11月13日
成城の歯科 ファーストデンタルクリニックの平澤です。
当院で扱っているジェルコートF。
クロルヘキシジンという成分が入っています。
歯周病に効く成分です。
この兄貴分の「コンクールF」というもあるのですが、
これもクロルヘキシジンが入っており希釈タイプの洗口剤です。
どちらも人気があるのですが、コンクールF は置いてません。
なぜか?
使用方法にはない原液使用する方がいるのです。
通常は50倍ぐらいに薄める必要があるものです。
しかも クロルヘキシジンは副作用があるので高濃度では危険です。
そのためストレートタイプのジェルコートFしか置いてません。
ジェルコートはムシ歯予防効果もあります。
※追記
「コンクールF」はその後リニューアルされました。
現在のコンクールFのクロロヘキシジンの濃度は50ppmとなり危険とは言い難い、非常に安全な配合となりました。
間違って? 原液使用しても副作用の心配ありません。ジェルコートFと同じ濃度です。
逆に容量は50から100mlと増量しています。
コンクールFの旧ボトルとの見分け方は容量が100mlであれば新ボトルになります。
クロルヘキシジンの濃度が高ければ高いほど、歯周病には効果がありますが副作用も高まるため、この程度の濃度がいいのかもしれません。
ちなみに欧米では高濃度のものが市販されているそうですが、危険性もあると判断して当院では使用していません。
コンクールFの副作用は危険とは言いにくくなってます。