こんにちは。
歯科衛生士の小菅です。
本日も診療行っています。

連日猛暑だった夏も終わり、涼しい季節です。
夏と言えば、夏祭りがありましたね。

夏祭りときいて「さんさ踊り」はご存知でしょうか?
わたしの地元は岩手県なのですが、岩手の夏祭りといえば
8月に盛岡市で行われるさんさ踊りがあります。

幼稚園から大学、社会人の団体
数多くのグループで毎年出場します。

わたしは当時忙しく参加できなかったのですが
母校も1つの団体に選ばれ、さんさ踊りに参加していました。

さんさ踊りでは太鼓と笛、唄に合わせた踊りが
とても魅力的です。
YouTubeに動画もあるので是非見てみてください。

本題に入りますが今回のテーマは、
歯の黒い線や点は虫歯?についてお話していきます。

お口の中を見たとき、歯に黒い線や点があって
虫歯かも?と気になったことはありませんか?
それには原因がいくつかあります。

まず1つは、虫歯です。
歯の溝に沿って黒い時は、虫歯の場合が高いです。
しかし、必ずしも虫歯とは限らないので
レントゲン撮影をして検査する必要があります。

実際に当院での虫歯の検診やレントゲン撮影を
行ってみないと、確定はできませんが
虫歯だった場合は早めの治療が必要です。

まず初期虫歯の状態としては、歯の表面が白く濁ったようになり
これを脱灰といいます。

予防方法としては、フッ素を塗ることです。
当院のクリーニングの仕上げでもフッ素塗布を行っています。

これにより虫歯を防ぐことができます。

また実際に虫歯が見つかった際、治療をしなければなりません。
小さな虫歯であれば、コンポジットレジンと呼ばれる
プラスチックの樹脂を詰めます。

コンポジットレジンは長い間使っていくうちに
きわが黒く変色しやすいですが、虫歯ではないので
すぐに治療必要にはならないです。

虫歯が大きかった場合には、被せ物が
必要になる場合があります。

虫歯の範囲にもよりますが、部分的な詰め物、
全体を覆う被せ物の2種類になります。

被せ物の治療になってしまうと、
神経の治療も必要になってくるので、
治療期間が長くなってしまいます。

保険内だと銀、自費であればセラミックやジルコニアなどが
被せ物の種類になります。

しかし、できるだけご自身の歯を残したいですし、
被せ物をするのも避けたいですよね。

その為には、定期的なクリーニングが大事になってきます。
当院では、3ヶ月に1回のクリーニングをおすすめしています。

虫歯以外に考えられる原因もいくつかあります。 

1つ目は、歯石に汚れが溜まって黒くみえてしまうことです。

歯の汚れをプラークといい、それが硬くなると歯石になります。
歯石の上から汚れが溜まったままになると、
色が付き黒くなり一見虫歯に見えてしまいます。

歯石がついてしまうと、普段の歯磨きで
落とすことはできません。

そのため、当院のクリーニングでも行っている
超音波スケーラーという器械を使います。
超音波の振動と水を使って歯石や歯垢を除去します。

超音波の振動で、キーンと音が響きますが、
虫歯を削ったり歯を傷つけているわけではありませんので、
ご安心ください。

2つ目は、着色汚れです。ステインともいいます。
ステインとは、コーヒーや紅茶の茶渋、タバコのヤニが
歯に沈着し、歯の色が黒ずんで見えてしまうことです。

着色汚れの場合は、クリーニングでキレイにできるので
特に着色汚れが気になる方は、
定期的な歯のクリーニングをおすすめしています。

当院では、フッ素とジェルを使って
クリーニングの仕上げを行っています。

ブラシを付けた専用の器械にジェルを付けて、
ステインを除去します。
ステインを落とすだけでなく、歯もツルツルになります。

患者さんからもよく「お口の中がスッキリした」、
「気持ちがいい」とお聞きします。

今回の話をまとめると、歯の黒い線や点は虫歯以外にも
歯石の汚れ、着色汚れの原因があることが分かります。

ですが断定は出来ないので、
不安に感じたら検査やレントゲン撮影を
することが大事になってきます。

お口の中を見て、少しでも気になった場合は、
虫歯の予防や早期発見の為にも
受診お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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