こんにちは。
歯科衛生士の塩島です。


今回はインプラントのメンテナンスいくらかかるの?
ついてお話します。

インプラントのメンテナンスは自費治療が基本となっ
ていますが、ご自分の歯が多く残っている場合などは
保険診療でおこなえる場合もあります。

当院ではなるべく保険を使ってメンテナンスするよう
にしてます。

その場合の費用は3割負担の患者様で約3000円と
なっています。

自分の場合は使えるの?と心配な方は当院のスタッフ
までお問い合わせ下さい。

インプラントのメンテナンスに保険が使えないケース
としては、「自分の歯がゼロで、インプラントや入れ
歯しかない」場合です。

このような場合は残念ながら保険が使えないのですが
、自分の歯がゼロという方は最近ではかなり少く、当
てはまる方はとても少ないです。

また歯茎が腫れやすい方や歯石がつきやすい方の場合
、自費のクリーニングと保険のクリーニングを交互に
行う場合もあります。

自費のクリーニングの料金は約5500円となってい
ます。


インプラントのメンテナンスの内容としては、初めに
歯周病の検査と歯に揺れが無いかを確認します。

インプラントは人工の材料でできているため虫歯にな
ることはないのですが、インプラント周囲炎すなわち
インプラントの歯周病になることがあります。

症状としては、出血・排膿・発赤・腫脹が挙げられま
す。

歯周病の検査では2?以下が健康な歯肉3?で歯肉炎
4?以上ですと歯周病に値します。

歯の揺れの検査は正常な歯ですと揺れがありません。

1、2?の揺れがありますと歯周病が心配されます。

3?以上の揺れとなると歯が前後左右の揺れとなるた
め歯を抜く必要がでてきます。

インプラント周囲炎はインプラントの土台の周りの歯
周組織に炎症が起きてしまいます。

インプラントを埋入した最初の3年間は半年に1回、
その後は1年間に1回レントゲンをお撮りして問題が
ないか確認します。

インプラントは歯周病と比べ歯肉の腫れや痛み、出血
、ぐらつきが出にくい特徴があります。

インプラントには神経がないため、痛みや腫れの兆候
が出にくいのでレントゲンをお撮りして悪化している
ところはないか確認します。

インプラント周囲炎は進行が早く、症状が出ずらく重
度になるまで気がつきにくいので定期的なメンテナン
スが必要です。

インプラントを長くお使い頂くためにもインプラント
のメンテナンスは必要です。


歯周病の検査をした後、超音波スケーラーというお水
がでる機械を使用し歯石やプラークを除去します。

細かい歯石は必要であれば手用スケーラーを使用しま
す。

歯石やプラークを取り除いた後はフロスを通し隣接面
の歯の汚れを掻き出します。

次にコントラアングルハンドピースという機械を使用
し歯面を磨いていきます。
最後に仕上げ磨きを行います。

歯間が広い方には必要に応じて歯間ブラシを使用しま
す。

インプラントが多数歯入っている患者様にははフッ素
が含まれていないコンクールジェルを使用しています
。

フッ素はインプラントのチタンを腐食させてしまうリ
スクがあるため、多数歯のインプラントが入っている
患者様にはフッ素無配合のものをお勧めしています。

しかしインプラントが数本入っている患者様には、ご
自身の歯を虫歯から予防するためにもフッ素入りの歯
磨剤をお勧めしています。

インプラントはランニングコストが高いと思われがち
ですが、3ヶ月に1度定期的にクリーニングにいらし
て頂くことで長くインプラントをお使い頂くことがで
きるかと思います。

インプラントを入れたら終わりではなく、定期的にい
らして頂きクリーニングを行い早期発見・予防してい
くことが大切です。


ここで当院のインプラントについてご紹介します。特
徴が5つございます。

1つめは、インプラントの部品は大手インプラントメ
ーカーのものを使用しています。

2つめは、インプラントの被せ物はジルコニアという
素材を使用しています。

ジルコニアはとても強度が強く表面がツルツルしてい
るので汚れが付きにくいのが特徴です。

3つめは、インプラントの被せ物を外しやすい構造に
しています。

もし修理が必要になった場合でもり直しではなく修理
で対応できるようにしています。

場合によっては新しく作り直す必要がある場合もあり
ます。

4つめは、インプラントに必要な骨が不足している場
合でも人工の骨充填剤剤を用いることでインプラント
を埋入できます。

5つめは、インプラントを埋入するのに恐怖心や不安
がある方には静脈内鎮静法をお勧めしています。

歯科麻酔科医の先生が麻酔薬を点滴で注入します。ウ
トウトしている間に痛みを感じることなく治療を終え
ることができます。

インプラントを長くお使い頂くには、ご自身でのブラ
ッシングと歯科医院での定期的なクリーニングが大切
です。

定期的にいらして頂くことで虫歯の早期発見や歯周の
予防をすることができますのでお気軽にお問い合わせ
ください。

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