矯正治療は痛いの?

こんにちは。

歯科衛生士の菊地です。

今回は山形の方の菊地です。

 

毎日暑いですが、夏バテなどしていませんか?

熱中症なども怖い時期ですので、

体調にはくれぐれもお気を付け下さい。

 

最近、2つ年の離れた仲良しの妹と一緒に、

千葉県の鴨川シーワールドに行ってきました。

姉妹揃って動物が大好きなので、とっても癒されました。

 

中でも特に楽しかったのが、シャチのショーです。

プールでシャチがジャンプして着水する度に、

大量の水しぶきがサッバーンと客席に降ってきます。

最前列で鑑賞した私と妹は、カッパを装備していてもずぶ濡れでした。

とても暑い日だったので、全身で涼めてよかったです。笑

 

 

今回のテーマは「矯正治療は痛いの?」です。

 

矯正治療中の痛みのパターンは

大きく分けてふたつあります。

 

まずひとつ目は、歯が動くときの痛みです。

 

歯科矯正は、それぞれの歯の表面にブラケットという装置を付け、

ブラケットの間にU字型の形状記憶合金ワイヤーを通し、

そのワイヤーが元の形に戻ろうとする力を利用して

歯を動かしています。

 

歯が動くときに、ワイヤーの力で

歯が引っ張られたり押されたりするので、

その時に痛みを感じることがあるようです。

 

歯が動くときの痛みは、このワイヤーを付けた翌日に

一番出やすいと言われています。

 

最初にワイヤーを付けた後や、

月に一度ワイヤーの調整をした後は、

特に痛みを感じやすいかもしれません。

その後は徐々に慣れ、痛みも落ち着いてきます。

 

 

ふたつ目は、矯正装置が粘膜に擦れた時の痛みです。

 

歯科矯正は、歯の表面にブラケットという装置を付けます。

そのブラケットが唇や舌や頬粘膜に擦れると、それが傷になり、

口内炎が出来てしまうことがあります。

 

特に、歯並びがガタついている歯に付けた装置は、

周囲の粘膜と極端に接触するので、粘膜を傷付けやすいです。

 

矯正装置を付けはじめた頃に一番痛みが出やすいようですが、

大体の場合は1週間ほどで慣れ、痛みも軽減するようです。

 

矯正装置が粘膜に擦れてしまう場合は、

装置の周りにホワイトワックスというものを張り付けてカバーしたり、

場合によっては装置を研磨し調整して、

なるべく痛みが出ないようにフォローします。

 

矯正治療が進み、歯並びのガタツキが改善されてくると、

周囲の粘膜との極端な接触も減るので、口内炎は出来にくくなります。

 

 

以上のように、矯正治療中に痛みが出るのは

矯正治療を始めた当初や、月に一度の調整の直後です。

 

矯正装置を付けている間ずっと痛みがあるという訳ではないので、

その点はご安心くださいね。

 

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