インプラントの欠点と利点とは?

今回のテーマは、

インプラントの欠点と利点とは?です。

 

インプラントという治療方法があることは知っているが、

インプラントの利点と欠点とは詳しく分からない方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

簡単にインプラントの構造について説明します。

 

インプラントとは、

大きな虫歯や重度の歯周病で歯を抜いた場合に、

その抜いて欠損した部位に対して行う治療です。

 

歯の代わりに、チタン製の人工歯根を

歯を支えている歯槽骨の中に埋入し、

さらにその上にセラミック製の被せ物を装着します。


 

インプラントの欠点と利点とは?について説明します。


 

まず、インプラントの欠点についてです。


 

一つ目のインプラントの欠点は、

費用がかかることです。

 

一般的な虫歯治療や歯周病治療は、

保険が適応された料金で受診できますが、

インプラントは保険が効かない自費治療のため、

費用がかかります。

 

医療費控除の対象にもなりますので、

確定申告の際の申告をおすすめしています。


 

二つ目のインプラントの欠点は、

治療期間が掛かることです。

 

例えば、欠損した部位を、

入れ歯やブリッジで治療する場合は、

一ヶ月あれば治療が完了する場合が多いです。

 

しかし、インプラントは、治療完了まで

短くても半年はかかります。

 

手術で埋入した人工歯根と歯槽骨が結合するまで

短い方で3ヶ月から4か月かかります。

 

しっかり結合してから、被せ物の型取りをし、

型取りから約2週間後に被せ物が完成します。


 

3つ目のインプラントの欠点は、

インプラントの埋入の際に

手術が必要なことです。

 

手術と聞くだけで緊張してしまう方も

いらっしゃるかもしれません。

 

手術の場合、完全に滅菌された環境で治療を行います。

滅菌ドレープに囲まれた場所で治療を行ったり、

滅菌ガウンを着た医師が治療をするので、

見た目が仰々しく、驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、

完全に清潔な環境なので、安心して治療を受けて頂けます。

欠点と思いきや、意外と利点のひとつかもしれません。



 

次に、インプラントの利点についてお話します。

 

一つ目のインプラントの利点は、

自分の歯で噛んでいるような感覚で

食事ができるということです。

 

インプラントと同じく欠損歯を補う治療として、

ブリッジ治療や、入れ歯治療がありますが、

ブリッジや入れ歯は、噛みにくかったり、

装置に慣れにくかったり、ものがつまりやすかったり、

特に使い始めは気になる点が多いようです。

 

インプラントはそのような不具合が出にくいので

歯が戻ってきたような感覚で食事ができるようです。


 

二つ目のインプラントの利点は、

周りの歯に影響が出にくいということです。

 

先程述べたブリッジ治療や入れ歯治療の場合、

欠損した歯の両隣の歯に負担がかかってしまいます。

 

ブリッジは、欠損部を補綴するために、

両隣の歯を削って被せ物を橋渡しするような

構造になっています。

全く問題のない両隣の歯を削らなければいけない

場合もあるため、負担はかなり大きいです。

 

入れ歯は、両隣の歯を削ることはありませんが、

入れ歯のバネを両隣の歯や、他の歯に引っ掛けて

固定を得る装置なので、本来かからないはずの

余計な力が他の歯にかかってしまいます。

 

これはブリッジにも入れ歯にも共通することですが、

欠損部にかかるべき噛む力を両隣の歯が受けることで、

その歯にかかる噛む力は余計に大きくなってしまいます。

ですので、両隣の歯が痛みやすくなり、

歯の寿命が短くなることにも繋がります。

 

対して、インプラント治療は、

両隣や他の歯に一切負担がかかりません。

隣の歯を削る必要もなく、

他の歯に余計な力の負担をかけることもなく、

独立した状態の補綴物です。

これもインプラントにしかない利点です。


 

3つ目のインプラントの利点は、

歯の清掃がしやすいことです。

 

ブリッジ治療は、両隣の歯にダミーの歯を

橋渡しする構造になっているため、

ダミーの歯の下によごれやプラークが挟まりやすいです。

 

歯ブラシだけでは絶対にプラークを取り切れないので、

歯間ブラシも併用して使わなくてはいけません。

 

場合によっては歯間ブラシを使っても取り切れない

細かいプラークが溜まってしまうこともあるので、

歯科医院で機械を使ったクリーニングをして

ようやくきれいになることもあります。

 

入れ歯治療も同じく、

入れ歯と歯茎の間によごれが挟まりやすいです。

 

入れ歯自体にもプラークが付きやすいので、

入れ歯を磨いたり、入れ歯洗浄液でお手入れをするなどの

特別なケアも必要です。

 

入れ歯のバネをかけている歯にもプラークが付きやすく、

虫歯にもなりやすいので、

バネをかけている歯も念入りに磨く必要があります。

 

対して、インプラントは、ふつうの歯と同様の清掃方法で

お手入れすることができます。

ブリッジや入れ歯と比べると、ものがつまったりしにくいので、

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなど、

日頃使っている清掃用具でセルフケアが完了します。

 

更に、歯科医院での定期的なメインテナンスを受けることで、

ますますきれいな状態にすることができます。


 

インプラントの欠点と利点とは?について

お話しました。

 

当院では、インプラントの治療相談を行っています。

インプラントの欠点と利点とは?について

知りたいことがある方は、

お気軽に当院へお問い合わせ下さい。



 

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