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接着ブリッジの衰退

今回は接着ブリッジについて解説します。
 
 
接着ブリッジとは、両側の歯を削らないといけないブリッジにおいて、歯を削る量を少なくして強力な接着剤でつけるという治療法です。
 
発想自体は古くからあり、特に強力な接着剤の開発が激しかった頃に話題になりました (現在は接着剤の開発はより強力からより使いやすい方向になっています)。
 
良くなった接着剤で削らずに接着ブリッジも出来ますという メーカーのアピールにもなったのかもしれないです。
 
 
私も大学でならった先生が、接着ブリッジの研究をされていたこともあるのでかなり勉強したつもりですが、現在にはほぼ行っていません。
 
 
なぜ接着ブリッジは衰退してしまったのか?
 
 
原因として
 
・接着ブリッジは外れやすい
  :接着面積が少ないため、強力な接着剤を使っても取れます。
 
・接着ブリッジ壊れやすい 
  :薄いため変形しやすく、折れたりします。
 
・接着ブリッジ虫歯になりやすい
  :ブリッジが片側だけ外れると、中が虫歯になっても気づきにくいので、虫歯が悪化します。
 
といった経過をとることになり、長期的にトラブルに至ることが多いからです。
 
 
 
それでも接着ブリッジを希望される場合は、次のようなケースにしてもらいましょう。
 
・かまない歯、かむ力がかかりにくい歯だけにする
・奥歯は前歯より取れにくい構造に作りやすい
・短期間で壊れてもよい場合に限定する
 
 
ではどうするのがお勧めでしょうか?
 
・インプラントにする
・全体を削って被せるブリッジにする
 
 
現在ではインプラントされる方が多いので、接着ブリッジされている先生自体少なくなってきている状況と思います。
 
 
以上をご参考にしてみて下さい。
 
 
 
 
 
 

オールジルコニア単冠2

成城の歯医者さん ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

最近、どんどんキレイになっているオールジルコニア単冠の

治療例を公開します。

 

ジルコニアの素材もバリエーションが増えており、

以前は白いだけの素材といった感じでしたが、

今ではかなりキレイになっています。

 

当院では前歯に近いところはキレイさ重視素材で

奥歯で力がかかるところは強度重視で選択していましたが、

最近ではどちらも良い素材が登場しています。

 

ただメーカーの売り文句も実際の治療とでは違いもありますので、

慎重に検討しながら使用していく予定です。

 

IMG_3991.JPG

オールジルコニア単冠

成城の歯医者さん ファーストデンタルクリニックの平澤です。

最近 人気のオールジルコニア単冠が完成しました。

 

歯科材料界で一番注力されているのがジルコニアと言っても

過言ではありません。

 

当初はただ白いだけの素材でしたが、より自然の歯に近い色が出るように

開発が進んだため、人気の素材となっています。

 

ただ実用されてからまだ期間が短いため、

長期的な経過は不明のため慎重に使用しています。

 

ただ現状今までの材料を超える面が多いので

一番人気の素材であることは間違いが無いことでしょう。

 

IMG_20180723_102010.jpg

オールジルコニアブリッジ完成

成城の歯医者 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

何件もの歯医者で出っ歯改善を断られた患者さんの

治療が完成しました。

 

IMG_3957.JPG

 

確かに余裕の無い微妙なお口でしたが、

検査したところ3ミリ程度の出っ歯改善で

満足が得られそうだったため

事前に完成後のシュミレーション検査を行ったうえで治療しました。

 

ジルコボンド治療例

成城の歯科医院 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

先日完成したジルコボンドの治療例をご紹介します。

虫歯などが多く合計で14本ジルコニアをベースにセラミックを焼き付けた

ジルコボンドをお入れしました。

 

虫歯ではない奥歯の部分などは治療していません。

IMG_3706.JPG

 

IMG_3708.JPGIMG_3707.JPG

前歯インプラント完成

成城の歯科 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

前歯のインプラント治療が完成しました。
IMG_3652.JPG

実はこの画像では分かりにくいですが、この一本のインプラント以外は

セラミックのロングブリッジのため外したくないという特殊なケースでした。

 

IMG_3653.JPG


そのためブリッジの切断と抜歯とインプラント埋入と骨が無いためGBRを同時に行い、

隣のセラミックに触れないように仮の歯をお入れしました。

 

かなり深い位置にインプラントを入れることになり、大変心配しましたが

事前説明していた歯肉退宿も少なく良い感じでお入れすることが出来ました。

 

オールジルコニアは実用性高い!

成城の歯医者 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

奥歯の大臼歯には見た目以上に噛む力を受け止める耐久性が

要求されます。

IMG_0648.JPG

 

そのため奥歯専用のオールジルコニアを好んで使っています。

強度が良いのと、奥歯なら十分な審美性を兼ね備えているからです。

前歯のオールセラミック治療例

成城のファーストデンタルクリニックの歯科医 平澤です。

 

先日治療した前歯のオールセラミック治療例を

ご紹介します。

 

IMG_7468.JPG

BEFORE

 

 

IMG_7805.JPG

AFTER

 

昔入れたセラミックも虫歯や歯周病などで痛むことがあります。

今回の治療例もその典型的なパターンです。

10年に1回ぐらいは作りかえを考えているのが良いと思います。

 

 

 

オールセラミック審美歯科症例

成城の歯医者 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

先日完成したオールセラミックの審美歯科症例

をご紹介します。

 

Before

IMG_7118.JPG

After

IMG_7699.JPG

最初の状態結構酷いですよね。

こんな状態でよく過ごしていたとか、思われるかもしれませんが

日々少しずつ悪くなっていくのでご本人は意外と気付かないものなのです。

 

 

Before

IMG_7119.JPG

After

IMG_7697.JPG

やや出っ歯も改善しました。

 

 

Before

IMG_7121.JPG

 

After

IMG_7698.JPG

これからもますます輝いて欲しいです。

 

セラミック治療はツンデレ材料克服から

成城の歯医者 ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 

歯科治療の代表的なものとして

虫歯などで削ったところにセラミックなどで

歯を作ると言うものがあります。

 

その中ではさまざまな治療の要素がありますが、

一番大事なのが「精度」です。

 

精度が良ければ、虫歯になりにくいですし

設計通りの治療ができます。

精度が低ければ、調整や修正が余儀なくされます。

 

そのためより高い精度が求めると、

シリコン印象材という型を採る材料が必要になります。

 

しかし、このシリコン印象材ですが

性能は良いのですが扱いにくいのです。

まさに「ツンデレ材料」とでも言いましょうか(笑)

 

インプラントや矯正に使うシリコン印象はまず失敗しないのですが、

セラミックでは様々な要素が絡み合っていて失敗することが珍しくありません。

 

そのためシリコン印象はあまり使わない先生も少なくないのです。

確かに使わなくても普通には出来ます。

 

しかしより高い精度を求めていろいろなアプローチしていたのですが、

最近になってようやく成功率の高い使い方が分かってきたようです。

 

その秘訣は教科書にもない企業秘密(笑)ですが

失敗が少なくなると精度の良さだけを享受できますので

診療がより楽しくなってきた感が高まっています。

 

更に高めるためのアイデアも沸いてきたので

今後更に良い精度が出せると思います。

 

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