セラミック治療はツンデレ材料克服から
2015年06月27日
成城の歯医者 ファーストデンタルクリニックの平澤です。
歯科治療の代表的なものとして
虫歯などで削ったところにセラミックなどで
歯を作ると言うものがあります。
その中ではさまざまな治療の要素がありますが、
一番大事なのが「精度」です。
精度が良ければ、虫歯になりにくいですし
設計通りの治療ができます。
精度が低ければ、調整や修正が余儀なくされます。
そのためより高い精度が求めると、
シリコン印象材という型を採る材料が必要になります。
しかし、このシリコン印象材ですが
性能は良いのですが扱いにくいのです。
まさに「ツンデレ材料」とでも言いましょうか(笑)
インプラントや矯正に使うシリコン印象はまず失敗しないのですが、
セラミックでは様々な要素が絡み合っていて失敗することが珍しくありません。
そのためシリコン印象はあまり使わない先生も少なくないのです。
確かに使わなくても普通には出来ます。
しかしより高い精度を求めていろいろなアプローチしていたのですが、
最近になってようやく成功率の高い使い方が分かってきたようです。
その秘訣は教科書にもない企業秘密(笑)ですが
失敗が少なくなると精度の良さだけを享受できますので
診療がより楽しくなってきた感が高まっています。
更に高めるためのアイデアも沸いてきたので
今後更に良い精度が出せると思います。