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保険改正3

 こんにちは。世田谷区の歯科ファーストデンタルクリニックの平澤です。

 今回の保険改正で一番変わったことは、歯周病予防のメンテナンスが外れてしまったことです。

 3月末までは保険がきいたのですが、4月からはきかなくなってしまったのです。

 しかし、歯周病予防のメンテナンスはとても重要なことで当クリニックでも月100人以上いらっしゃいます。

 患者さんからはいろいろご意見を伺っていますが、当面自費扱いは避けれないところです。しかし、自費だから儲かっているわけではありません。むしろ、メンテナンスは保険で頂いていた頃より『3割減』と厳しい状況です。

 『3割減』は厳しいです。もし給料が『3割減』になったらどうします? 会社を辞めたい気持ちになる方も多いと思います。

 しかしメンテナンスはお口の健康を守る上で絶対必要です。そして、一度自費で治療して頂ければ、これ以上保険の悪影響を受けることはありませんので安心です。

 該当する患者さんには、詳しくは担当スタッフからご説明いたします。なおすでにご予約を頂いている患者様には、最初の1回目は自費といっても2000円強でご提供いたしますのでご安心下さい。

 ご理解の程よろしくお願いします。

保険改定2

fe5107ac.JPG こんにちは。

 保険改定が始まって1日経ちましたが、まだまだ改定を十分理解できてなく現場レベルまで落としこめていません。

 とにかく無意味な内容が増えており、診療以上に事務作業の決まりごとが増えたので診療する時間が削られてしまっています。

 昨晩も深夜3時ぐらいまでどうしたら高効率化できるかイロイロと仕事していました。(普段は12時には寝ています。。。)

 
 改定といっても患者さんのためになる内容なら納得できますが、今回の改定は無意味に事務作業を増加させしまいます。

 建前では1.5%のマイナス改定ということになっていますが、煩雑すぎて出来ない事も多く実質的には15%のマイナス改定と言われています。

 15%のマイナスは大きいです。

 当クリニックでは自費の割合が比較的多いので、そこまでの影響はありませんが保険の割合が多いクリニックでは大変を通り越して「危機」だと思います。

 前回も書きましたが、保険医自体を辞めてしまう先生も多く出てくると思います。

 多くの歯科医が保険を辞めれば、健康保険が使われなくなり厚生労働省の思うつぼだという方もいます。

 しかし、僕の考えは違います。確かに短期的には保険医が減れば、健康保険の経済状況は良くなるかもしれません。しかし、それはみんなが保険料を支払うという前提の話です。

 健康保険が使う機会がなくなれば、保険料も支払うのも馬鹿馬鹿しいという方が急増します。これは国民年金と同じ現象です。

 つまり保険医が減れば、長期的には健康保険は破綻に近づくと考えています。

 こうなると経済状況が健康にもダイレクトに反映してしまい、健康の2極化が生じると考えます。

 今後の保険の行方が心配です。

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