多すぎるインプラント治療
こんばんは。
今月はインプラント治療が重なっており、診療が大変込み合っておりご迷惑おかけしています。
なぜかインプラントのオペが次々と予約が入ってしまい、しかも余裕を持って取り組んでおりますのでどうしても診療時間を取っています。
インプラントは最初が勇気が必要かと思いますが、それを上回るメリットがあります。入歯がなくなる。隣の歯を削らなくていい。といったことは、インプラント以外では考えられないメリットです。
また、インプラントにより歯が増えるようになりますので、1本あたりの歯にかかる負担が軽減し、歯の寿命が飛躍的に延びますから予防的にも優れています。
また医療費控除というシステムを利用することで、治療費の大部分を節税の対象にすることが出来ることも大きなメリットといえます。収入の多い方ですと最大で治療費の47%も戻ってくる計算となるそうです(仮に100万円かかったとすると、最大47万円も帰ってくる)。
進化?
日々の診療していると自分自身が進化していることに気がつく。
先日いらして20歳代の男性。しみるので他の歯科医院で詰めてもらったが、それでもしみるのが治らないといらっしゃいました。歯にはかけたところをぴっちり詰めてある。
知覚過敏の第一の原因は噛み合わせなので、チョイチョイと削る。それまで飛び上がるほどしみていたのが、全くしみなくなる。「不思議ですね?」といつものように言われる。どうやら私のことを信用してくれそうです。
でも1年前ぐらいまでは前の先生のように私も詰めて治していました。確かに欠けているところがあるのであるのでしみるのですから、詰めるのです。ところが欠ける原因は噛み合わせなんです。
そして不思議なことに噛み合わせを直しただけで、スグによくなるんです。
削るなんてそんなー。と思われるかもしれません。バリバリ削るんじゃありません。具合の悪いところを本の0.2ミリ程度です。もちろん噛みにくくなることもありません。
マニアックなもの中心で
こんぱんは。
良く歯科医院の窓口に置いてある歯ブラシとかありますよね。あれって歯科医院の取り組みが表すものなんです。
といいますのは、はっきり言って歯ブラシがどんなに売れても売上的には微々たる物です。全体の0.5%以下です。それに値段だけみれば市販のドラッグストアには原価で売っても勝てませんから、爆発的に売れることもありません。
ですから知人の歯科医には「窓口に歯ブラシは置かない。だって他の店で買った方が安いんだから。在庫抱えるだけ損だよ」というものもいます。
窓口に歯ブラシを置く理由。それは「むし歯や歯周病予防に使っていただきたいグッズをボランティア的に置く」それだけです。
やはり市販の物ですと良さそう見えて使いにくい物が多いんです。その典型例が「山切りカットの歯ブラシ」です。歯と歯の間に入るよう見えますが、実は先がギザギザしているので汚れを残しやすいんです。
ですから、これを使ってくださいと簡単に勧められるので予防に力を入れている歯科医院では窓口のケアグッズが充実しているんです。
その中でも私のこだわりは「マニアックなもの」。ドラッグストアには売っていないようなものが揃えてあります。
この間入れたばかりの超音波入れ歯用洗浄器1575円は、子供の矯正装置を毎日洗っている隠れた名品です。ネックレスや指輪なんかも洗えます。
そんなマニアック物、今度のぞいて見て下さい。