歯をぶつけた後にしみる原因は?

ファーストデンタルクリニックの菊地です。

 

転んで歯をぶつけたり、

お箸を間違えて強く噛んでぶつけたり、

シチュエーションは様々ですが、

歯をぶつけた後にしみる症状が出て

来院する患者さんがたまにいらっしゃいます。

 

 

歯をぶつけた後にしみる原因は?について説明します。

 

 

歯をぶつけた後にしみる原因は、

歯の破切です。

 

歯を強くぶつけた衝撃で、

歯の一部が折れたり、割れたり、

欠けたりしてしまうことがあります。

 

歯冠と呼ばれる歯の頭が割れてしまうことを

歯冠破折と言い、

 

歯肉の中にある歯根が割れてしまうことを

歯根破折といいます。

 

また、破折の程度により、

亀裂破折と完全破折という

二種類に分けられます。

 

 

歯をぶつけて欠けた部分が小さければ、

ほとんど問題はありません。

 

もし冷たい水や空気などが

歯をぶつけた後にしみる原因であれば

要注意です。

 

 

ここで一度、歯の構造のお話をします。

 

歯の表面には、硬くて白いエナメル質という層があります。

その一層内側に、象牙質という層があり、

さらにその一層内側に、

歯の神経がある歯髄腔という層があります。

 

 

歯をぶつけた後にしみる原因は、

破折により、エナメル質や象牙質にヒビが入って

歯髄の一部が露出したり、

 

露出はしていなくても、

歯髄を覆っているエナメル質が非常に薄くなり、

歯髄に冷たいものなどの刺激が

届きやすくなってしまうからです。

 

もし、破折線が歯髄腔まで及ぶ場合は

出血や強い痛みを伴う場合もあります。

 

 

歯をぶつけたあとにしみる原因は

お分かり頂けましたか?

 

では、歯をぶつけてしみる原因の場合、

どのような治療が必要になるか

お話していきます。

 

 

歯の頭の歯冠だけが割れる歯冠破折の場合は、

欠けて歯質が非常に薄くなってしまった部分を

詰め物や被せ物で覆って治療します。

 

欠けた部分を整えるような形で削り、

型取りして、その次には被せ物が入るので、

治療は2、3回で終わります。

 

 

歯の根が割れて歯根破折の状態になると、

歯髄の一部が露出し、

歯の神経まで亀裂が達しているので、

歯の神経の治療が必要です。

 

歯の中の神経を取り、

神経の代わりになるお薬を中に入れ、

最終的には歯全体を覆うクラウンという被せ物で

補綴して治療は完了です。

 

 

歯をぶつける場合、

だいたいは前歯を損傷するので

できるだけ抜歯は避けたいところですが、

 

割れている歯を無理に残すと

歯根周りの骨吸収が起こってしまったり、

ひどい場合には骨髄炎で広範囲の骨が

壊死してしまう場合もあるので、

レントゲンを撮って確認するなど、

専門的な審査や診断が必要です。

 

 

もし歯をぶつけてしみる原因が

歯根破折で、割れてしまってた歯を

残せないという診断になった場合は、

抜歯になってしまいます。

 

 

抜歯をした場合の治療法は

前歯の場合はインプラントかブリッジを

おすすめしています。

 

 

インプラントの場合は、

抜歯後の歯槽骨が回復するまで、

個人差はありますが二ヶ月から三ヶ月

期間を空けます。

 

その期間中、前歯が無い状態だと

見た目が気になるかと思いますので、

その場合は両隣の歯にボンドで接着する形の

仮歯を入れて過ごして頂きます。

 

期間を空け、歯槽骨が回復した後に、

フィクスチャーというチタン製の

インプラントの本体を

歯槽骨の中に埋入する手術をします。

 

その後、フィクスチャーとその周りの歯槽骨が

しっかり結合するまで、これも個人差はありますが

また二ヶ月から三ヶ月期間を空けます。

 

検査をし、フィクスチャーと歯槽骨の結合が

しっかり確認できた後に、

今度最終的にインプラントに被せる

セラミックの被せ物の型取りをします。

 

インプラントは、このように期間はかかりますが、

もし歯をぶつけた後にしみる原因が

歯根破折で抜歯が必要な場合でも、

最終的にとても自然できれいな見た目の前歯を

回復することができます。

 

 

ブリッジは、自費治療で行うセラミックのものや、

安価で抑えられる保険治療のブリッジもあります。

特にセラミックブリッジの場合は

見た目もつるつるしていて

審美的には問題なく治療できます。

 

ただし、ブリッジのデメリットとして、

歯をぶつけた後にしみる原因で抜歯した歯の

両隣の歯を削らなければいけないという

ことがあります。

 

もし両隣の歯に被せ物が入っていたら、

それを一度削って外さなければいけません。

 

もし両隣の歯が一切治療していない天然歯でも、

全周を大きく削らなくてはいけません。

 

ブリッジでの治療の場合は、

インプラントほど期間はかかりません。

週に一度の来院でも、一ヶ月ほどで

治療が完了することが多いです。

期間がかからないのが

ブリッジの治療の特徴です。

 

 

 

歯をぶつけた後にしみる原因は、

このように、欠けるか、歯根が割れていることが

原因の場合があります。

 

更に、その状況に応じてさまざまな

治療方法があります。

 

歯をぶつけてしみる原因が知りたい方、

詳しい治療方法が知りたい方は、

早めに歯科医院を受診してください。

 

 

 

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