2009年12月01日
自費と保険の違い
ファーストデンタルクリニックの平澤です。
保険治療と自費治療ってどう違うのでしょうか?
国が仕切っている保険治療のどこが悪いのか?
どうして自費治療は保険治療に認められないのか?
こう言ったことは普通なかなか知る機会がありません。
ここでは分かりやすく解説したいと思います。
まず日本の医療費は先進国の中ではかなり順位が
低くOECD加盟30カ国の中で20位です。
スロバキア、ハンガリー、アイルランドなどとほぼ同順位です。
このデータは対GDP比ですので、国力に応じた医療が
行われていないというのが現状です。
つまり国が仕切っているから安心で十分な保険医療とは
世界的には言えない状態です。
「保険医療の費用がどのように決まっているか?」
保険治療は2年に1回大規模な改定が行われます。
ここで決まったことを私たちが法律のように守っているわけで
治療費に関して裁量の余地はありません。
改定はいきなり改定率(全体としてどれだけ上げるか、下げるか)
が決まります。それに合わるようにして、改定が行われます。
こんな良い治療が開発されたので、導入したいとなると他の治療を
削らないと出来ないわけです。
無駄がないといえばないのですが、理不尽な改定が行われるのが
とても問題です。
例えば、前回新しく導入されたGTRというかっこいい名前の歯周病治療。
歯周病で失われた骨を再生する治療法で、以前から自費で5~10万円で
行われていました。
しかしそれでも材料費も高いうえにとても手間のかかる治療法として有名で
本来であれば20万円以上の価値がある治療法です。
それが保険に導入されついた値段が9000円。
材料さえも買えない値段をつけて、新しく導入されましたと言われても。。。
このように他の治療費を削ってまで導入された新しい治療が全く
使えないということは最近多く、実質的な削減といえるでしょう。
もう一つ保険治療の問題点をあげると、使っている金属です。
あの金属は重金属汚染といって、金属で体内が汚れてしまう可能性が
指摘されています。
事実同じ金属が日本以外の国で使用されているところはありません。
結果としてどんどん保険治療が崩壊していっており、保険治療しか
受けられない患者さんにとっては不利益になっているのです。
保険治療自体が最低限の治療だけをまかなうもの
という実態に近づいていってるのではないでしょうか?
インドネシアでは保険では抜歯と仮封しかできないそうですが、
日本でもそういう日が来るのかもしれません。
ではそういった治療に満足できない場合にどうしたらよいのでしょうか?
そこで自費治療をしているのです。
体に優しい、長く使える、キレイ。
と言ったものはすべて自費治療になってしまっています。
本当はこういったものこそすべて保険でまかなうべきなのでしょうが、
財政難が伝えられる健康保険の仕組みの中で抜本的な改革は
望めないようです。